表題番号:2020R-008 日付:2021/04/11
研究課題考古学・文献史学の協働による前近代日本=カンボジア間交流・交易史研究の創出
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 田畑 幸嗣
(連携研究者) 学習院女子大学 教授 北川香子
(連携研究者) 奈良文化財研究所 専門職 佐藤由似
研究成果概要
 コロナ禍のため、現地調査は行わず、文献調査、資料調査を中心に実施した。
 文献調査担当の北川はこれまで、資料の読解を中心に研究を実施してきた。この読解成果に基づき、往時のカンボジア国内情勢、日本向け国書の体裁、カンボジアが日本をどのように見、日本との通交に何を期待していたのかについて今後研究を進める予定である。資料調査については、これまでの調査で得られたデータを精査した。首里城京ノ内地点出土東南アジア産陶磁器で、報告書ではタイ産とされていたもののなかに、クメール陶器が含まれていることが確実となった。