表題番号:2020Q-028 日付:2021/04/02
研究課題マイクロファイバーの複合材料化によるバイオ基材への応用
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 武田 直也
研究成果概要

電界紡糸マイクロファイバーに他の材料や分子を組み合わせて複合化し、新たなバイオ材料を作製した。ナノ構造を導入した二次元材料と組み合わせた複合材料は、細胞培養基材として有効であることを実証した。培養した細胞は高次構造を有する組織を形成し、生体組織と同様の機能を発現することも確認した。電界紡糸マイクロファイバーに他の生体分子を組み合わせた複合材料については、ファイバーに用いる材料の最適化を行った。その結果、生体分子の機能を維持したまま複合化できることを実証した。さらに、ファイバーを加工してデバイス構築へと展開し、ファイバー形状がデバイス性能に影響することも見出した。