表題番号:2020Q-024 日付:2021/03/22
研究課題キャンパスの自然環境を活用した気象環境調査の教材化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 本庄高等学院 教諭 新井 宏嘉
研究成果概要
 本研究は,早稲田大学本庄キャンパスにおける気温・湿度の測定を通して自然観測の方法とデータ解析方法を学習する教材を開発し,その実践のため本庄高等学院の卒論テーマとして高校生1名を指導しながら遂行した.気温・湿度の観測にはデータロガーを用い,ラジエーションシールドはプラスチック製の植木鉢皿で自作した.観測点は針葉樹林,広葉樹林,グラウンド等を選定し,10月中旬〜11月上旬にかけて観測した.観測の結果,林地がクールアイランドとして機能し,そこから冷気のにじみ出し現象が起こっていることが推察された.今後も継続して観測することで,クールアイランド効果をより明確に示すデータが得られるものと期待される.