表題番号:2020E-065
日付:2021/03/29
研究課題日本語学習者の気持ちが反映された文章表現支援のための研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 大学院日本語教育研究科 | 助手 | 相川 弓映 |
- 研究成果概要
- 本研究は、「文字によるやりとり」のための指導の問題点を明らかにした上で、どのような指導が必要か提示することを目的としている。「文字によるやりとり」とは、LINEのような短いターンによる、文字を用いた会話のことである。この目的を達成するため、現職の日本語教師にインタビューを行った。この調査に先駆け、日本語母語話者により、実際に行なわれたLINE会話を収集した。収集したLINE会話は、6編で、会話参加者はのべ9人である。収集したLINE会話には、語の省略や若者ことばの使用といった狭義の言語に関わるものや、「オッケー」を「おけー」とするような特殊な表記、記号や顔文字の使用などをパラ言語的に使用するなどの特徴が見られた。