表題番号:2020E-039 日付:2021/04/07
研究課題興奮性および抑制性神経細胞におけるCdk5活性の役割の解析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 助教 高橋 美由紀
研究成果概要

本年度は、Cdk5の調節サブユニットp35遺伝子を海馬の興奮性神経細胞でのみ欠損させた(CaMKIIα-cre p35cKO)マウスと、GABA作動性抑制神経細胞のみで欠損させた(Dlx-cre p35cKO)マウスを作成した。Dlx-cre p35cKOマウスを用いて海馬急性スライス切片を作成後、電気生理実験を行ったところ予想に反してシナプス可塑性の長期増強および長期抑圧ともに、コントロールマススとの有意差はみられなかった。今後は、CaMKIIα-cre p35cKOマウスを用いて、電気生理学実験及び行動実験からCdk5-p35のシナプス可塑性への役割について調べていく。