表題番号:2020C-784 日付:2021/04/12
研究課題音象徴の表現力の精緻化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 菊池 英明
研究成果概要

本研究では、刺激を工学的手法により作成・呈示し、その結果を心理学的な統計処理を施し解釈することで、音象徴の持つ表現力を精緻化する。具体的には、実験参加者の属性を抽象化能力の理解度という側面から、音象徴の持つ表現力の差異を明らかにする。音象徴の印象評定実験を行い、心理学的距離に差が生じ得るか検討した。

印象評定実験では,Scheffe の一対比較法によって,選定した聴覚・視覚刺激の心理尺度上の距離を比較した.その結果,日本語母語話者においても,丸みを帯びた名前はブーバ顔と,角張った名前はキキ顔と強く結びつく傾向にあることが示された.