表題番号:2020C-779 日付:2021/04/02
研究課題労働環境・環境負荷・経済性の持続可能性な配送計画問題
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院創造理工学研究科 准教授 大森 峻一
(連携研究者) 早稲田大学 教授 吉本一穂
研究成果概要

我が国の物流は、存続の危機に瀕している。人口減少に伴うドライバー不足が深刻化しており、雇用確保のために物流業務の労働環境の改善が必要不可欠である。また、トラックは、排気ガスに多くの有害物質が含まれるため、環境対策が強く求められる。一方、トラック実車時の積載率は、全国平均で約40%であり、配送効率化の余地が高く、改善が求められる。この様な配送効率化は、不必要な移動を削減することができるため、労働負荷・環境負荷の低減への効果が大きい。本研究では、組織連携に基づく配送効率化の方策として、水平連携(共同配送)、垂直連携(配送要件緩和)に着目し、シミュレーションを用いて各方策の効果を明らかにした。