表題番号:2020C-765
日付:2021/04/07
研究課題Examining the implication of corporate governance modes to retained earnings
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 産業経営研究所 | 助手 | 鳥田 友起 |
- 研究成果概要
本年度において、内部留保とコーポレート・ガバナンスモデルの間の関係に着目した研究を行ってきた。内部留保の対立的な影響に着目している。つまり、内部留保は、コーポレート・ガバナンスモデルの変化を促進するのか、それとも抑制するのかという対立仮説の検証を行なった。分析結果によると、内部留保は小規模なコーポレート・ガバナンスモデルの変化を促進するものの、大規模なコーポレート・ガバナンスモデルの変化には有意義な変化をもたらす可能性が低いという実験結果を得ている。つまり、内部留保は、コーポレート・ガバナンスの変化を促進するという前提と部分的に整合的であると言えるだろう。