表題番号:2020C-762 日付:2022/04/12
研究課題複数回にわたる陳列刺激の提示が消費者の知覚と行動に与える影響
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 助手 河股 久司
研究成果概要

本研究では、陳列刺激の提示を複数回行った際の消費者の知覚の変化について検討を行った。なかでも、色相に基づく陳列における消費者の製品選択に関して検討を行った。色相をベースに似た色が隣接して並ぶ陳列と、隣接する2つの製品色が補色の関係になる陳列を用いて検証した。その結果、1度しか提示されない場合は、似た色が隣接している場合のほうが好ましい評価をするが、複数回提示されることで、消費者が陳列を見慣れる効果が発生するため、2つの陳列方式の違いによる消費者の陳列に対する好ましさの差が小さくなることを確認した。