表題番号:2020C-752 日付:2021/04/08
研究課題道徳的認知に関する認知神経科学的基盤の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 清水 由紀
研究成果概要
他者の行動観察時に,その人の道徳的特性をどのように認知するのかについて,実験的アプローチにより視線を指標とした検討を行った。その結果,道徳的認知には行動場面のどの要素に視線を向けるかといった注意過程が大きく影響していることが明らかになった。またこのような注意過程には,文化差があることが示された。具体的には,アメリカ人と日本人のいずれも人物により目を向けるが,日本人は状況にも目を向けやすいことが明らかになった。成果を国際誌(Journal of Experimental Social Psychology)に投稿し採択された。