表題番号:2020C-749 日付:2021/04/05
研究課題三人協力ゲームにおける提携形成と利得分配の実験研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 助手 篠田 太郎
(連携研究者) 早稲田大学政治経済学部 教授 船木由喜彦
研究成果概要
2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、新たな実験室実験は行わず、それまでに行っていた実験データの分析と、学会での研究発表、そして論文執筆に従事した。特筆すべき成果としては、12月に開催された行動経済学会第14回大会にて、奨励賞を受賞。その他にもポスター発表を1回、口頭発表を4回行い、聴講者より多くの建設的なコメントを受けることができた。また、より具体的な研究内容としては、本課題の実験内で被験者同士が行った交渉的会話のログを分析し、実際の結果との関連を紐解いた。その結果、理論ではブラックボックスとされている交渉の過程が、実験室実験の被験者にはどのようなものとなるかを明らかにした。