表題番号:2020C-738
日付:2021/03/22
研究課題減数分裂におけるクロマチン三次元構造の制御機構
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等研究所 | 講師 | 角井 康貢 |
- 研究成果概要
本研究課題は、染色体構造を分子レベルで解き明かすことにより、配偶子(卵・精子)を形成するための減数分裂を理解することを目的とした。「Hi−C」による染色体構造の高解像度での可視化には、均一な細胞集団を用いてビッグデータを取得する必要がある。そこで本研究では、シンプルなゲノム構造を持つ分裂酵母を利用して、減数分裂を同調的に誘導する実験システムを確立した。本研究の成果は、減数分裂の進行に伴う染色体構造の時間変化を決定するための実験基盤であり、今後Hi−Cによって染色体の内部構造を分子レベルで解き明かすための礎となる成果といえる。