表題番号:2020C-697 日付:2021/10/19
研究課題運動時の肉離れの発生機序に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 川上 泰雄
(連携研究者) 早稲田大学 研究補助者 Pavlos Evangelidis
(連携研究者) フリー大学アムステルダム校 大学院生 Carmela Mantecon
(連携研究者) フリー大学アムステルダム校 准教授 Huub Maas
研究成果概要
スプリント系の競技種目で頻発する「肉離れ」(muscle strain injury)は、アスリートの競技生命に深刻な影響を及ぼす重篤な傷害である。本研究では、肉離れが多発する大腿後部の筋群(ハムストリングス)の詳細解析と、運動時の形状変化やストレス分布の生体計測を通じて、肉離れの発生機序についての知見を得ることを目的とした。人間の解剖体の当該筋の詳細な形状観察と、生体における安静時の形状の評価(筋束長・羽状角の筋内分布)を3次元超音波法を用いて実施した。また、人間生体について、膝関節屈曲中のハムストリングス各筋のストレス分布を超音波エラストグラフィ法を用いて計測した。