表題番号:2020C-671
日付:2021/02/07
研究課題日清戦争前中国の日本政情認識と日中関係
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 助手 | 張 天恩 |
- 研究成果概要
日清戦争前の日中関係について、琉球問題と朝鮮問題に注目し、日中間の外交交渉過程を再検討しました。琉球問題については、日中間に琉球の分割をめぐる妥結案が成立したや否や、それに対する清朝内部の反発が強まり、妥結案は破棄されました。琉球問題をめぐる妥結案の破棄過程を詳細に分析し、清朝政府の対日外交の政策目標及び対日交渉の外交過程と清朝の外交制度のあり方との関係を再検討しました。その成果を『東アジア近代史』に投稿しました。
朝鮮問題については、甲申政変後の日清交渉を取り上げ、日清交渉の外交過程と清朝の外交制度のあり方との関係を検討しました。その成果を『中国研究月報』に投稿しました。