表題番号:2020C-654 日付:2021/03/25
研究課題持続可能な災害廃棄物処理システム構築に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院環境・エネルギー研究科 助教 李 洸昊
研究成果概要
激甚化する災害が頻発する中で、災害廃棄物等の処理は、常に発生するものと捉え、効率的な対応が求められる。本研究では、災害廃棄物処理の効率化過程には、何らかの社会イノベーションが起きているという仮説を立て、日本の災害廃棄物処理の事例分析を行った。宮城県の東松島市と福島県いわき市の災害廃棄物処理の事例を社会イノベーションの観点から分析を行った。事例分析から、社会イノベーションにおいては、地域社会や関係するステークホルダーによるサポートとコミットメントが担保される参加プロセスの体制構築が重要であることが分かった。このような点が重要であり、こうした学びが、他地域への伝播につながると考えられる。