表題番号:2020C-633
日付:2022/04/08
研究課題液体アンモニア電気分解のカソード反応機構解明および高電流効率化
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 講師 | 花田 信子 |
(連携研究者) | 早稲田大学先進理工学部 | 学部4年 | 佐々木隆一 |
- 研究成果概要
高容量水素貯蔵のキャリアとしてアンモニアに着目し、液体アンモニアから室温で電気分解により水素生成を行った。電気分解が起きていることは確認されているが、電流効率は85%程度であり100%に達していない。この原因がカソード反応における溶媒和電子発生の副反応にあるという仮説のもと、電流効率と溶媒和電子発生の関係を調べた。液体アンモニア電気分解の定電位測定において電位を-0.3、-0.5、-0.7 V vs H2/NH3 と変化させた結果、低電位であるほど溶媒和電子が多く発生することが観察された。しかし、-0.3 Vと-0.5 Vでの定電位測定の電流効率は82.9 %、82.5 %とほとんど同じであったことから、低電流効率の要因は他にも存在することが示唆された。