表題番号:2020C-627
日付:2021/04/10
研究課題仮想現実環境を用いた製品使用時における消費者の充足性評価手法の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 教授 | 福重 真一 |
- 研究成果概要
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の一つに「持続可能な消費と生産(SCP:Sustainable Consumption and Production)」がある.SCPの実現のためには,生産者による資源・エネルギーの消費量や環境負荷の低減だけでなく,消費者の充足性(Sufficiency)向上を考慮する必要がある.本研究では,工業製品による消費者の充足の程度を定量的に評価する手法を開発した.まず,仮想現実環境の中に生活空間を再現し,この環境の中で工業製品の感性評価を行った.この評価結果に基づき,基本ニーズに関する統計的なデータを用いて消費者の充足率を導出するプロセスを提案した.