表題番号:2020C-621 日付:2021/04/06
研究課題地盤改良剤によるメタンハイドレート層の安定化に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 助手 劉 雨晨
(連携研究者) 創造理工学部 教授 栗原正典
(連携研究者) 創造理工学研究科 修士学生 リイキン
研究成果概要
 砂層メタンハイドレート(以下MH)は、新たな天然ガス資源として注目されている。しかし、それが賦存する浅い砂層は固結度が弱く、過去の海洋産出試験においては、生産井で出砂障害が発生し,これがMHの実用生産に向けた大きな障害となっている。この問題を解決するために、MH層に地盤改良剤を注入し、流体流動性と地層強度を両立した改良体を作成する手法を提案した。本研究では、テトラブチルアンモニウムブロミド(TBAB)をMHの代替として用いた実験により、上記手法の有望性を検証した。また、実際のMH層への注入を想定し、改良剤の注入に伴う分解ガスの発生やその影響を評価する実験を実施している。