表題番号:2020C-598
日付:2022/04/20
研究課題需要ショックを取り入れた場合の生産関数の識別推定法の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 大学院商学研究科 | 講師 | 菊地 雄太 |
(連携研究者) | 北海道大学 | 教授 | 今井晋 |
- 研究成果概要
DeLoeckerらによって考案された企業レベルのマークアップを推定する手法について考案した。その際に生産関数の推定が必要となるが、既存の生産関数推定手法では生産関数の形状についての仮定や、競争状態についての仮定(基本的には完全競争が想定されている)をおかなくてはならない。しかし実際には既存研究で提案されている方法では、生産関数を推定し切る必要はなく、中間投入材の弾力性だけを求めれば良い。そこで本研究では、中間投入材の弾力性のノンパラメトリックバウンドを求め、企業レベルのマークアップのバウンドを求めた。