表題番号:2020C-568 日付:2021/04/10
研究課題日本伝統音楽の録音資料の基礎的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 児玉 竜一
研究成果概要
コロナ禍によって委託業者の選定などが困難な中で、歌舞伎を中心とする演劇に関する映像資料、音声資料の整理と体系化の見直しを行った。映像資料については、戦前から21世紀に至るまでの約700件、音声については蝋管による初期録音からCD時代までの約30,000件を整理した。
これによって、諸ジャンル紹介のための映像資料としては潤沢な素材を得たこととなり、演技の比較のための基礎資料、映像記録・録音記録の歴史そのものを語る基礎資料を得たこととなる。今後は、この件数をさらに増やすことと、その保存体制の確立と、記録内容を検索する方法の探究を進めることとなろう。