表題番号:2020C-566
日付:2021/03/10
研究課題音楽の知覚・認知・生成を支える生物メカニズム
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文学部 | 講師 | 田中 雅史 |
- 研究成果概要
本研究では、音楽のような抽象的な音響が動物の情動を動かし、身体運動の促進やストレス軽減など多様な生理機能をもつ神経メカニズムを探求している。本研究では、キンカチョウとヒトを対象として、サイン音で構成された抽象的音響に対する両者の嗜好の共通点を明らかにできた一方で、キンカチョウが好むさえずりの音楽的解析を行うことによって、ヒトの歌と同様のリズム特性を有することも明らかになりつつある。今後、さらに音楽に対するヒトとキンカチョウの生理反応を調べることで、音楽の機能を調べる初の動物モデルとしてキンカチョウを確立できる可能性が期待できる。