表題番号:2020C-538
日付:2021/04/06
研究課題社会的平等と政治的不平等の両立可能性——J・ロールズの複数投票制論を通じた研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 政治経済学術院 政治経済学部 | 助手 | 小林 卓人 |
- 研究成果概要
- 2020年度には、三つの課題に取り組んだ。(1)社会的平等主義のもとで政治的代表が正当化されうる余地を探究した。研究成果をジュネーヴ大学の国際院生カンファレンスにて報告した(業績1)。改訂の上、国際査読誌への投稿を予定している。(2)社会的平等と政治的不平等の両立可能性を抽象理論のレベルで論証した。研究成果をプリンストン大学の国際院生カンファレンスに投稿し、採択された(2021年4月報告予定:業績2)。(3)J・ロールズの正義構想〈公正としての正義〉における複数投票制正当化論の構造を明らかにし、擁護した。研究成果を政治思想学会の研究大会に自由論題報告として応募し、採択された(2021年5月報告予定:業績3)。