表題番号:2020C-534
日付:2021/04/10
研究課題SNS時代のニュースを解読するワークショップの構築
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 政治経済学術院 政治経済学部 | 教授 | 高橋 恭子 |
- 研究成果概要
本研究は5年に一度、世界100か国以上が同時に、一日のニュースをモニターし、ジェンダーの視点で分析するグローバル・メディア・モニタリングプロジェクト(GMMP)2020から日本の報道におけるジェンダーバランスを考察する。世界共通のコーディングマニュアルをもとに、ニュースに登場する人物の年齢、性別、役割をコード化した。最終結果はこれからになるが、暫定的に言えることは、報道における女性の登場は全体の約1/5であり、政治経済の分野における女性の登場は極めて低い。コロナ禍になり、女性は看護、介護、買い物における登場が多く、性別役割分業が強化されている。今後はデータを精査し、ジェンダーについて議論する場となるメディア・リテラシーワークショップへと発展させる。