表題番号:2020C-497 日付:2021/03/01
研究課題英語教育における数学教材のあり方について
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) グローバルエデュケーションセンター 教授 曽布川 拓也
研究成果概要
今年度はコロナ禍の関係で授業形態がオンラインになったことから、それを逆手にとって授業において複数のオンライン翻訳システムの比較検討を行った。自動翻訳システムは文章の意味を理解しているわけではないということは必ずしも知られているわけではない。人文学・社会科学の分野においてはそうした自動翻訳システムの性能を高く評価する意見も聞くが、数学的な文章を機械翻訳のシステムに入れても、その内容が伝わるような訳文を得られるケースが余り多くなかった。このことを通じて、数学教材は語学を学ぶ大きな意義-文章の持つ意味を知り、またそれを伝えること-を学習者に実感させることができることが明らかになった。