表題番号:2020C-492 日付:2021/01/15
研究課題高校数学にて活動グループの構成方法の違いによる生徒の概念受容の差に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 本庄高等学院 教諭 成瀬 政光
研究成果概要
 本研究では当初,グループの構成方法による違いを実践的に検証することを考えていた.しかしながら,コロナ禍の影響により,授業においてグループ活動が十分に行えない状況にあることから,別の視点による研究に切り替えることとした.そこで,本研究ではブルソーの提案した「教授学的状況理論」を用いた授業の分析を行うこととした.本研究では特に問いの与え方に着目をし,生徒が亜教授学的状況となるような問いやミリューの与え方に関する分析を行った.今年度は具体的な実践として「対数関数の性質」を表出させる状況における問いやミリューの設定の仕方について議論した.本研究の成果は2021年に日本数学教育学会第103回全国算数・数学教育研究(埼玉)大会にて口頭発表する予定である.