表題番号:2020C-482 日付:2020/12/29
研究課題分子生物学実験の高校生物教材化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 秋山 和広
研究成果概要
昨年度に続き、PCR法を活用した遺伝子検査法の実験教材研究及びその授業内導入を実践し、その効果を検証した。これに加えて、今年度はその導入教材として、生徒の身近にある消毒用エタノールと絆創膏を用いた簡易的なアルコールパッチテストとALDH2の遺伝子検査を組み合わせた教材の作出を更に進めることができた。その結果、授業内導入への簡素化を図ることが可能になっただけでなく、バイオテクノロジーに対する興味関心の向上や更なる理解を促せることが明らかとなった。本成果に関して、日本理科生物教育学会に投稿し、研究発表を行った。また、一般誌「生物の科学 遺伝(2021年1月号)にて、具体的な実験方法や実験時の工夫を紹介としてまとめた。