表題番号:2020C-463 日付:2021/04/09
研究課題幕末・明治初期の佐賀藩が有した製鉄に関する技術の分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 神代 瑞希
研究成果概要
 幕末・明治初期の佐賀藩が有した製鉄・鋳物に関する技術について、調査、研究した。本年度は、実地調査が困難な社会情勢であったために、資料収集および文献調査を重点的に実施した。佐賀藩の製鉄を支えていたのは、藩の設立時より抱えていた多くの技術者たちの存在があった。特に、御用鋳物師の影響は大きく、鋳物師の一家系である谷口家の業績について、本年度は調査を進めた。限られた時間の中で実施した現地調査においては、佐賀県立図書館、および佐賀県公文書館、法務局等にて、郷土資料を収集した上、研究者とのディスカッションを通じて知見を深めたが、更なる調査の必要がある。得られた知見を基にして、来年度においても引き続き調査を継続する。