表題番号:2020C-456 日付:2021/05/01
研究課題非対面コミュニケーションにおける談話管理の方略に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 日本語教育研究センター 講師 吉田 好美
研究成果概要

本研究課題は、非対面コミュニケーションにおける談話管理の方略について明らかにすることを目的としている。分析対象はLINEにおける日本語母語話者間の雑談で、友人間で実施したやりとりのデータを収集した。本年度は談話管理の方略の中でも特にあいづちに着目して分析を進めた。あいづちは、本来対面コミュニケーションで発生するものであるが、LINEにおいても頻繁に見られることが分かっている。LINE上のあいづちは、話を聞いているという姿勢を相手に伝達する意図で送信されていることが明らかになっているが、その送信頻度、送信の位置、機能の種類について分析を進めている。さらに、対面での談話との相違点についても比較を行う予定である。研究成果は2021年度に発表予定である。