表題番号:2020C-453 日付:2021/03/29
研究課題日本語学習者の気持ちが反映された文章表現支援のための研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 大学院日本語教育研究科 助手 相川 弓映
研究成果概要
本研究は、「文字によるやりとり」のための指導の問題点を明らかにした上で、どのような指導が必要か提示することを目的としている。「文字によるやりとり」とは、LINEのような短いターンによる、文字を用いた会話のことである。この目的を達成するため、現職の日本語教師が「文字によるやりとり」をどのように捉えているかを明らかにすることを目的とし、インタビュー調査を行った。調査の結果、(1)「文字によるやりとり」における指導のポイントが、指導の目的に応じて整理されておらず、混在していること、(2)「文字によるやりとり」に関して、教師は記号や顔文字などの使用を重視しており、指導に偏りがあること、以上の2点が明らかになった。