表題番号:2020C-440 日付:2021/04/08
研究課題アジア地域を対象とした個々の修学実態の検討—途上国における修学の改善を目指して
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 大学院アジア太平洋研究科 講師 芦田 明美
研究成果概要

   COVID-19によるパンデミックにより、当初の研究計画を変更する必要が生じたため、今年度は1)過去に収集した修学記録のデータベースの精緻化作業に注力、2)コロナ禍における教育への政府・教育省・学校・教員レベルでの対応について、現地協力者の協力により情報収集を行った。その結果、完全な対面の形には戻っていないものの、オンラインでの授業再開がなされている様子が確認された。オンライン教育へアクセスできる層とできない層の新たな格差が生じ、対応は教員レベルに任され、負担が生じている実態が明らかになった。また、教員へのインタビューでは、授業は実施できたもののその質は高いとはいえず、今後教育の質が悪化するのではないかと懸念する回答が得られた。