表題番号:2020C-403 日付:2022/11/18
研究課題スポーツイベントによる社会的効果の検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 松岡 宏高
研究成果概要

本研究の目的は、スポーツイベントが開催地に与える社会効果を検討することであり、科研費による研究プロジェクトに関連する取り組みであった。2021年に延期して開催されたオリンピックの大会前後の二時点において開催の影響に対する人々の意識を測定した(有効回答者1,561名)。社会効果に対する事前の知覚と事後の知覚を比較したところ、ポジティブ要因である文化的経験、イメージ向上、ナショナルプライド、およびするスポーツ促進については、事後の方が統計的に高い値を示した。一方で、ネガティブな要因においては、事後の方が低い値を示し、とくに混乱・混雑と感染症拡大リスクにおいては中程度の差異が確認された。