表題番号:2020C-387
日付:2021/04/09
研究課題乳児と母親の遊び映像の自動解析によるコミュニケーション発達の検討
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 准教授 | 百瀬 桂子 |
- 研究成果概要
対人コミュニケーションおよび言語獲得の健全な発達を探る手がかりとなる,乳児とその母親の身体接触遊び動作の時系列構造の可視化ツールを開発し,家庭での遊び場面を記録した映像に適用して,母子の反復的・周期的な身体動作のテンポとリズムの発達に伴う変化を調査した.可視化ツールの有用性は確認できたが,リズム構造の検出と記述は課題が残された.母子4組の身体遊び映像の分析結果から,乳児の手を使った反復動作テンポは月齢によらず概ね一定であったが,乳児の足や全身を使った反復動作テンポは月齢に伴って減少する傾向が見られた.