表題番号:2020C-373 日付:2021/04/03
研究課題ゲノム編集技術を応用した老化とがん化の共通原理の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 千葉 卓哉
研究成果概要

本研究では、DNA損傷応答と発がん抑制に関して、インスリンシグナルの下流に存在する分子の関与を明らかにすることで、老化と発がんのmissing linkの解明を目指して実験を行った。CRISPR-Cas9システムによるゲノム編集技術をもちいて、インスリンシグナル関連分子の機能を改変した細胞株を樹立した。ヒト胎児腎臓由来293細胞、マウス線維芽細胞由来3T3-L1細胞、マウス肝細胞由来細胞をもちいて改変を行った。また、これらの細胞に、オーファジーを検出可能な、GFP-RFP-LC3レポーター遺伝子を導入した細胞株を樹立した。