表題番号:2020C-368
日付:2021/05/11
研究課題思わず歩きたくなる街の条件に関する基礎的研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 教授 | 扇原 淳 |
- 研究成果概要
近年,人々の徒歩移動による日常生活の中の身体活動量を増加させ,人々の健康増進に都市環境の側から働きかける仕組みとして都市のウォーカビリティという概念が注目されている.このウォーカビリティに関連して,思わず歩きたくなる街づくりを標榜する自治体も出てきている.しかしながら,ウォーカビリティや思わず歩きたくなる街を評価する指標について標準化されたものはない.そこで,本研究では,まずウォーカビリティ指標について先行研究を整理し,続いて,ウォーカビリティを構成する要素の一つとして,地域公共交通を取り上げ,現状分析を行った.その結果,ウォーカビリティの評価方法は主に,質問紙による評価,観察による評価,地理情報システムによる評価の3つであった. A市の地域公共交通について,ウォーカビリティの観点から検討した結果,特にバス停配置の点で課題があることが明らかとなった.