表題番号:2020C-366
日付:2021/04/02
研究課題祖先class IIaアミノアシルtRNA合成酵素のアミノ酸特異性の解析
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 助教 | 古川 龍太郎 |
- 研究成果概要
- HisとGlyの分岐点に当たる祖先ARS (AncHG)のアミノ酸配列から基質アミノ酸との結合に重要な部位を選出し、その部位に当たるアミノ酸を現存する好熱菌であるThermus thermophilusが持つHisRSおよびGlyRSに導入することで、祖先ARSのアミノ酸特異性を調べることにした。AncHGの基質アミノ酸との結合に重要な部位を選出し、TTHis、TTGlyに導入したTTHisancHG、TTGlyancHGを設計し、タンパク質の発現を行った。TTHisancHG、TTGlyancHGは発現したが、不溶性であった。このことから、祖先配列推定の方法を見直す必要がある。