表題番号:2020C-320 日付:2021/09/02
研究課題インターコネクション材料と技術の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 巽 宏平
研究成果概要

電気機器の導電接続の接合はハンダが広く使用されてきた。ハンダ材料は、Pb-Sn系から環境対応Pbフリーハンダ、Sn-Ag系に置き換わりつつある。しかしいずれの材料においても、近年特にエネルギー変換デバイス例えば、自動車用パワーデバイスや太陽電池セルのインターコネクター等でハンダの接続劣化が製品寿命を支配する例が多く見られている。ここでは、新たに提案してきたニッケルマイクロめっき接合(NMPB)の研究に取り組んだ。太陽電池セルのインターコネクターの加速劣化評価では、ハンダ接続はセルの変換効率低下、腐食、熱応力によるインターコネクターの劣化が顕著であったのに対して、提案技術ではほとんど劣化が見られないことが明らかとなった。