表題番号:2020C-312
日付:2021/04/01
研究課題劣化診断と自己修復機能を同時実現し得る長寿命高分子材料の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 講師 | 土戸 優志 |
(連携研究者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 武田 直也 |
(連携研究者) | 生命医科学専攻 | 大学院生 | 山中 凌大 |
(連携研究者) | 生命医科学専攻 | 大学院生 | 伊藤 成輝 |
- 研究成果概要
- 低炭素社会の実現のため、早期に異常を検知して最適な時期に最小限の補修で済むような、材料の劣化診断技術や材料寿命の延長化技術の開発が大きな期待を集めている。我々はこれまでに、ピレンとナフタレンジイミドにより形成される電荷移動(CT)錯体を高分子主鎖中に有する高分子材料を作製し、材料にかかるメカノストレスによってCT錯体が解離して蛍光発光するメカノプローブを報告している。本研究では、CT錯体を主鎖中に有する、異なる分子設計の高分子を新たに合成し、得られた高分子材料の物性について種々の評価を行った。その結果、得られた高分子は蛍光発光によるメカノストレス検出と自己修復機能を同時実現し得ることがわかった。