表題番号:2020C-299 日付:2021/03/30
研究課題セロトニン受容体に着目した食事タイミングの乱れによるうつ症状誘発のメカニズム解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 講師 原口 敦嗣
研究成果概要

 食事タイミングの乱れた夜食症候群や睡眠関連摂食障害の患者の多くがうつ症状を示すことが知られていることから、食事タイミングの乱れがうつ症状誘発に関与している可能性が示唆でき、実際に申請者はマウスを用いた実験から食事タイミングの乱れがうつ様行動を誘発すること、海馬においてCREBのリン酸化率が低下していることを確認している。本年度実施の研究により、ある受容体を刺激することでCREBのリン酸化率が改善し、うつ様行動も改善されることが分かった。今後はさらなるメカニズム解明を行う予定である。