表題番号:2020C-295
日付:2021/04/01
研究課題真正粘菌変形体輸送管ネットワークのスケール則
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 高松 敦子 |
- 研究成果概要
- 真正粘菌変形体は、多核の巨大単細胞生物であり、その巨大な細胞体を維持するために、輸送管ネットワークを形成しタンパク質、栄養分、酸素などを身体中に運搬する。申請者のこれまでの研究で、様々なサイズの粘菌について通常環境で酸素消費量を計測した結果、大きいサイズの領域では、ほぼ(酸素消費量)∝(サイズ)^αのスケール則に従う(α<1)ことを見出している。ところが、小さいサイズの粘菌では、この法則には従わない。そこで本研究では、Westらの理論を応用し、粘菌がゾル部分とゲル部分で構成されることに着目し、不連続なスケール則が実現できることを確かめた。