表題番号:2020C-293 日付:2021/09/22
研究課題高安定・高性能・低コスト高温超伝導コイルシステムの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 石山 敦士
研究成果概要

超伝導線材の中で現状圧倒的に優れた特性(高温・高磁場中で高い臨界電流特性)を有しているREBCO系線材(RE:希土類)を巻線したコイル応用に関する研究開発が国内外で活発になっている。一方、その実用化に向けて、「常伝導転移事故に対する安全性の向上」と「製作費の低コスト化」を確保しつつ高性能(高磁場・高電流密度・高機械強度)なコイルを実現する技術の開発が求められている。そこで、本研究では、「無絶縁コイル巻線技術」と「YOROIコイル補強構造」の2つをキーテクノロジーとする新しいコイル化技術を提案し、その有効性を実験と数値解析により検証した。