表題番号:2020C-289
日付:2021/04/08
研究課題ヒストン修飾H3K27me3の真の役割を解明するためのES細胞株の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 講師 | 新井 大祐 |
- 研究成果概要
- 本研究の目的はH3K27me3の働きとPRC2の非触媒性の機能を区別して解析可能な「PRC2スイッチ細胞」の開発である。まずマウスES細胞において、PCR2の触媒サブユニットであるEzh1とEzh2のうち、Ezh1遺伝子をゲノム編集により恒久的に欠失させた。この細胞についてさらに、Ezh2タンパク質を薬剤処理により一過的に分解できるよう、Ezh2遺伝子にAID(Auxin inducible degron)タグをノックインした。今後、この細胞にDox誘導型Ezh2変異体の発現カセットを導入することでPRC2スイッチ細胞を完成させる。