表題番号:2020C-287 日付:2021/03/31
研究課題ナノ物質周期構造における近接場分光特性の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 井村 考平
研究成果概要
 金属ナノ構造に光励起されるプラズモン共鳴は,光をナノ構造近傍に閉じ込めて局所的に増強する。,金属ナノ構造の周期構造では,個々のプラズモン共鳴に加えて周期性に由来する共鳴効果との干渉効果により,特に増強効果が強くなることが期待される。増強電場は,分子からの蛍光やラマン散乱を増強することから,超高感度化学センサーやナノ光学への応用が可能である。これらの応用を実現するためには,金属ナノ周期構造の近接場光学特性を深く理解する必要がある。本研究では,金ナノ粒子の集合構造を作製し,その近接場光学特性を顕微分光法により可視化し理解することを目的とした。