表題番号:2020C-286
日付:2021/03/13
研究課題3重らせん型ランダムペプチドライブラリからの生物活性ペプチドの探索
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 小出 隆規 |
(連携研究者) | 理工総研 | 次席研究員 | 増田 亮 |
- 研究成果概要
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コラーゲンは特徴的な3重らせん構造を有し、その3重らせん構造上に提示された特異なアミノ酸配列をタンパク質などの生体高分子が認識し、結合することで細胞の接着や分化といったさまざまな生物機能を発揮・制御している。我々はランダム領域を含むようにデザインした3重らせんペプチドライブラリを酵母内に構築し、そのなかからtwo-hybridアッセイによって標的タンパク質と結合するペプチドを選択することとした。標的として血管新生阻害タンパク質である色素上皮由来因子(pigment epithelium-derived factor, PEDF)を用い、スクリーニングを行った結果、天然のコラーゲンには存在しない新規な3重らせんペプチド配列を複数取得した。