表題番号:2020C-275
日付:2021/11/14
研究課題GBSAモデルの改良と局所誘電率解析
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 高野 光則 |
- 研究成果概要
- Generalized Bornモデル(GB)モデルは水を誘電体として扱うことで電荷間のクーロン相互作用を高速に計算できるモデルである。非クーロン相互作用(ファンデルワールス相互作用と疎水性相互作用)も分子間相互作用に寄与し、これを高速に計算する溶媒露出表面積(SA)モデルとGBモデルとをあわせたGBSAモデルに広く用いられている。昨年度の研究でSAモデルのエネルギー・パラメータ(単位面積あたりのエネルギー値)が負値をとることを示したが、本年度はキネシン-微小管系を用いてSAモデルのエネルギー・パラメータが取り得る範囲を調査し、あわせてGBモデルにおけるエネルギー密度積分のカットオフ・パラメータの影響を調査した。