表題番号:2020C-256 日付:2021/04/21
研究課題チリにおける地域基盤型医療の展開にむけた人類学的実践研究:大学と地域の連携を軸に
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 内藤 順子
研究成果概要
本研究は、チリにおける実効性のある地域基盤型リハビリテーション展開にむけた人類学的実践研究の一端を担うものである。リハビリテーションとは医療機関での診療だけで完結するものではなく、むしろ日常的な継続を必要とするが、地域生活にはその継続を阻害する要因も多い。そこで、地域・病院・阻害要因それぞれの事情に寄り添う人類学的視点によるファシリテーションのもと、「大学と地域の連携を軸とした地域基盤型リハモデル」を試行することを目的として、必要な資源(地域における人材資源、組織、インフラ)についてフィールドワークを通して把握し、必要に応じて創造・再構築・活用(転用)する予定であった。しかしパンデミックの影響により渡航を断念することとなった。かわりに、オンラインによりチリ・サンチャゴ市の聖トマス大学保健学部の地域実習についてのプランニングについてできる範囲の意見交換を行った。