表題番号:2020C-230 日付:2020/11/16
研究課題組立作業者の心拍変動と脳活動量の解析に基づく生産性の予測に関する基礎研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 谷水 義隆
研究成果概要

生産年齢人口の減少は深刻な社会問題となっている.製造企業は,作業負荷を作業者へ適切に配分することで生産性を向上させる科学的な作業者管理手法を必要としている.そこで,本研究は,組立作業者の生体情報を逐次計測し,解析することで,作業者が組立作業に要する時間を正確に予測して,作業の適切な配分や実行順序を決定する動的生産管理システムの開発を目指している.本研究では,その基礎研究として,被験者に単純な組立作業を実施させ,その心拍変動から得られる交感神経および副交感神経の活性度と,脳活動量の活性度を解析し,それらの値と組立時間の変化を関係づけることで,組立作業時間を予測する手法について検討した.