表題番号:2020C-225 日付:2021/03/13
研究課題都市農地の残存と転用のメカニズムに関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 助手 小松 萌
研究成果概要
 本研究の目的は、世田谷区烏山地域を対象に、一部が現在まで存続した農地の転用実態の特徴を転用前の農地の区画規模と接道街路の幅員及び接道面数ごとに解明することである。本研究では、一部が現在まで存続した農地の転用実態について、ⅰ)独立住宅へ転用される割合は区画規模に依存する、ⅱ)1983年時点で地区幹線道路に接道していた農地であっても専用商業施設、倉庫運輸関係施設へ転用される割合は低い、ⅲ)1983年時点で未接道だった農地であっても道路へ転用される割合は低い、ⅳ)1983年時点の農地1区画あたりに含まれる2016年の区画数は減少し、用途種数は増加する、という4つの特徴を明らかにすることができた。