表題番号:2020C-216 日付:2020/10/24
研究課題日常に遊び心をもたらすメディア装置・表現
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 准教授 橋田 朋子
研究成果概要
本研究では何気ない日常に遊び心をもたらす情報メディアの在り方を探求することを目指し, 特に“自らの所有物や体験と思いがけない再開をした際に感じる幸せな気持ち”を意図的に起こす棚ぼたメディアのデザインを行った.本メディアの要件を一度ユーザに自らの所有物を手放させ,一定期間隠しつつ保管した後にその存在をわかりやすく気づかせることであると考え,これらを満たす3種類の仕組み(周囲に溶けこます,箱に隠す, コンピュータ内に隠す)を開発した.手放すものとして本を想定したユーザスタディを行い,ユーザに棚ぼた感が生じることや,再会したモノやそのエピソードを他人と共有することが新たな喜びに繋がる事を明らかにした.