表題番号:2020C-212
日付:2021/04/05
研究課題ボーズ・ポーラロン系における不純物自己束縛相図
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 理工学術院 基幹理工学部 | 講師 | 高橋 淳一 |
- 研究成果概要
本年度の研究では、当初の予定とは異なり、ポーラロン間の相互作用について研究を行った (arXiv:2011.07911)。その理由は、現実的な系において単一ポーラロンは未だに実現しておらず、不純物としては複数の原子を想定したほうが良いと判断したためである。そのため、当初は想定していなかったポーラロン間の相互作用について研究を行う必要が出てきた。ポーラロン間の相互作用として幾つかの関数型が理論的に提案されている。しかしながら、実験においてこれを直接観測した例はない。そこで、本研究では、実験において相互作用を直接観測する方法を提案した。また、ゼロモードに関係する研究として、16Oの励起スペクトルに関する研究も行った。