表題番号:2020C-196 日付:2021/03/11
研究課題CFRP積層板の超高サイクル疲労における疲労限発見への挑戦
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 准教授 細井 厚志
研究成果概要
CFRP積層板に対して超音波疲労試験及び油圧式疲労試験を実施した結果,高サイクルになるに従いS-N線図の傾きが緩やかになる傾向が確認され,繰り返し数10^9回までトランスバースクラックの発生が確認されない試験片が多く存在した.このことからCFRP積層板について疲労限の存在が示唆された.また,陽電子消滅法を用いてCFRPの自由体積の測定に成功した.測定の結果未損傷の試験片と比較して損傷した試験片の自由体積のサイズは大きくなり,相対量が減少することが確認された.